#2 【狩猟の準備編2】初めての猟銃の話【ベレッタA304】前編

初めての銃砲店「浜田銃砲店」様

狩猟というものに興味が無い人でも、銃の話は気になる人は居るかもしれません。今回は私の猟銃ベレッタA304の話です。
私の場合は、狩猟免許より先に猟銃を手に入れました。あくまでクレー射撃(標的射撃)の趣味のため、という目的での申請になります。(おそらくこのパターンの人が多い?)
猟銃を持つために、警察への所持許可の申請など細々した流れは省略しますが、何にしても最初に行くべきは、『銃砲店』だと思います。
なぜなら所持許可を出す警察側は「一般人には銃を持たないで欲しい」という基本スタンスがあり、講習会でも明言されますが、
『銃砲店』は銃砲を売る商売なので、将来のユーザー(客)として手取り足取り必要なことを教えてくれるからです。
今回は、そんな銃砲店に行ったときのお話。

●2019年6月 銃選び

私はアニメ・サバゲ好きなオタクで秋葉原に行くことが多かったのですが、その一角に存在する事を知っていた銃砲店に行きました。
お店は、「浜田銃砲店」という老舗。
大通りに面した綺麗な店構えで、割と知られている銃砲店さんだったようなので、特に他に店を吟味することもなく、入ってみました。
サバイバルゲームのショップでは、エアソフトガンや装備などがズラッと並んでいて、
土日の秋葉原の店であれば、結構な数の客が店内で各々商品を見比べているものです。
銃砲店は雰囲気が異なり、銃やグッズが並んでるのはそうですが、客は1人もおらず、
店主から「いらっしゃいませ、今日はどういったご用件ですか?」と1対1の話が始まりました。
サバゲのショップと違って、お金だけ払えば買えるものではないので、車を買いに来る「商談」に近い雰囲気があるのかもしれません。
装薬銃で、多くの人がはじめに持つことになる散弾銃には、
自動式、ボルトアクション式、スライド(ポンプアクション)式、レバー式、単身元折式、上下二連元折式、水平二連元折式など、いくつかの型式があります。
それぞれに長所短所があり、「(狩猟で)初めて買う猟銃でおススメは?」という話題は、狩猟界隈のSNSでも度々盛り上がるネタのようです。
よく言われる答えとしては、「やりたい狩猟スタイルによる」ということです。
私は初めて銃を持とうとしている身であることと、「将来的には四つ足(シカ、イノシシ等の大型哺乳類)を獲りたい」というイメージを伝えました。
では「四つ足に特化した銃を買いましょうね」となるかというと、そうでもないようです。
私の狩猟のスタイルが、忍び猟(1人)か、巻狩り(グループ)か、どちらになるかはまだ決まっていませんでした。
というよりも、「タだお君が狩猟始めたらウチの巻狩りに入りなよ!」という快いツテ(とても重要)を持ってる訳でも一切なく、
私は何も人づては無い、ただの一匹の初心者なのです。

●四つ足の狩猟のスタイル

銃砲店の主人の話によると、忍び猟と巻狩りでは、射撃時の獲物との距離が違うようです。
・忍び猟
山の中を自分一人or猟犬を連れて歩き回り、気取られない様に獲物を見つけ、狙いすまして撃つ、といったパターンになることが多いので、
比較的遠離で狙い撃てる猟銃が有利になるそうです。なのでスコープ等の光学機器が載せられるマウントベースを装着可能で、
命中精度が比較的高いボルトアクション銃で、忍びで四つ足を狙う人は多いそうです。
・巻狩り
勢子という獣を追い立てる人と、タツマ(待ち 等呼び方多数)に分かれて配置し、追い立てられて走ってきた獣を待ち構えるタツマが撃つ、といったパターンになります。
なので比較的近距離で撃つことが多くなるそうです。走っている状態の発見になりやすいので外しやすく、2-3発連続して撃てる銃が有利になるそうです。
近距離で素早く撃つのであれば、自動銃でもスライド銃でも、上下(水平)2連でも、どれでも良さそうですが、2発か3発かの差は「割とある」と思われているらしく、
3発が撃てる自動銃orスライド銃が向いているらしい。とりわけ自動銃の方が狩猟としては無難、とのことでした。
自動銃とは、弾を発射するとガス圧を利用して、自動的に次の弾が装填されるので、
トリガーを3回引けば連続して「パンパンパン」と発射できるタイプの銃です。
※上記はあくまで一意見であり、「いやぁそんなこともない!」という話は良く繰り広げられているようです。

●チョーク(絞り)について

また、銃にはチョークという、銃口を絞る部分があります。
チョークが交換できるタイプ(ネジ山が切ってある)の銃身だと、
散弾の収束率を変えたり(遠距離狙い、近距離狙いを変えられる)、
ライフルドチョークで弾丸に回転を加え、命中精度を向上することができたりと、
調整の幅が増えるようです。
銃によってチョークが交換タイプだったり固定タイプだったりするので、チョークのタイプは要確認です。
クレー(標的)射撃のみを行う人で、行う種目が決まっているようであれば、
チョークを交換する必要性はそれほど高くないですが、
狩猟の場合は、クレー射撃のように皿を決まった距離で撃つのではなく、
多種多様な鳥獣を、様々な距離で撃つことになるので、
チョーク交換式の方が、やりたいスタイルに合わせやすいようです。
また、イノシシやシカなど大型獣を撃つ際に使用する「スラッグ弾(一発弾)」は、
「このスラッグ弾にはこのチョークが合う」といった、チョークとの相性があるようで、
命中精度に違いが出るようです。となると、銃と弾のポテンシャルを最大限に引き出すためには、
チョーク交換式の方が良さそうです。

選ばれた候補の3丁

で、どの銃にする?という話に続きますが、
少し長くなってきたので、ここで一旦区切り。続きは後半で。

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